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執筆者の写真Ryo Koto

IVUSA×釜山文化財団:海岸清掃&ワークショップ!

季節が春へと移り変わる年度末、県や国を超えて各地より集った若者たちが対馬の海岸に勢揃いしました。



この度行われましたのは、国内のみならず海外でもあらゆる社会活動を学生主体で行なっている『NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA』主催による、文芸創作と学芸振興を支援することで地域文化の発展を促すことを目的として活動する『釜山文化財団』との合同海岸清掃およびワークショップです。


IVUSAより46名。釜山文化財団より35名。対馬市環境政策課および対馬CAPPA含め総勢100名以上が二日間に亘り、海ごみというテーマのもと濃厚な時間を共有いたしましたので、本記事にてご報告させていただきます。



 


3月15日(金)。

早朝より上県町佐護の湊浜に集合した私たち対馬CAPPAとIVUSAのみなさまは、海岸を前に自己紹介・作業工程の確認・合同決起等を行ない、清掃を開始しました。



湊浜は綺麗な砂浜の海水浴場ではありますが、多くの海ごみが流れ着く場所でもあります。流木も多く、清掃するのも一苦労です。

しかし彼らも手慣れたもので、ハツラツとした元気を振り撒きながら海岸中に広がり、どんどん海ごみを回収していきます。毎度のことながら、実に頼もしい。



休憩を挟んだ午後からは、対馬市環境政策課案内のもと、釜山文化財団のみなさまと合流を果たしました。



釜山文化財団がお連れした韓国学生のみなさまは、すでに対馬の海ごみ事情を予習してくださっており、意気揚々、準備万端で海岸へと広がっていき、負けず劣らずの活気でIVUSAのみなさまとコミュニケーションを取りながら清掃に励んでくださいました。



朝から夕方にかけて行われた海岸清掃、その回収量はなんと約38,400リットルにも達しました。脱帽です。




 


続いて二日目、3月16日(土)。

この日も早朝よりIVUSAと釜山文化財団のみなさまはとある海岸に集まりました。

場所は同じく上県町佐護の井口浜。湊浜からほど近いこの海岸にも多くの漂着物が堆積してしまいます。



昨日の交流による連携もバッチリで、とてもスムーズに役割分担が為され、迅速な清掃作業が行われました。

ボランティア参加者(上対馬高校および対馬高校の生徒さま、地域有志等)も加わり、コミュニケーションの輪は更なる広がりを見せます。



環境大臣政務官として来島なさった衆議院議員 国定勇人さまも清掃にご参加いただき、対馬の現状と課題解決に努めるべくあらゆる活動が行われている実状をお伝えすることもできました。



午前中の内に回収できた海ごみは約17,000ℓ。二日間でなんと約55,400ℓもの成果を挙げました! 天晴です!



午後からは活動場所を上県地区公民館へと移し、ワークショップが開催されました。

釜山文化財団のみなさまがご用意くださったポスターアートをIVUSAと地域学生のみなさま共同で作成していくこの作業は、とても親しみやすく楽し気で、あちこちから笑顔と歓声が湧いていました。海岸清掃後とは思えぬこのパワーには感服するばかりです。



対馬高校の生徒さんも積極的に参加してくれました。いつも本当にありがとう!

ちなみに、それぞれの班が掲げたテーマに沿って作られたポスターは釜山文化財団のみなさまが韓国に持ち帰られ、一時展示されます。



 


学生主体の日韓交流となった本イベントは、交換される言葉、感情、友愛がとても多彩で

華々しいものでした。

これからも交流を重ね、新たなつながりを生み出し、たくさんの人たちと対馬を舞台に繋がっていけたらと思います。



IVUSAのみなさま、釜山文化財団のみなさま、島内の学生のみなさま、ご協力いただいた行政および地域のみなさま、誠にありがとうございました。2024年度もよろしくお願いいたします!



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